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メタリフェルホソアカクワガタの成虫飼育


メタリフェルホソアカクワガタの成虫。

メタリフェルホソアカクワガタは、インドネシアのペレン島、ハルマヘラ島、スラウェシ島などに生息するクワガタムシで、オスの大顎は体長の半分以上にも達することがあり、非常に特徴的な身体をしています。一方、メスは非常に小さく、大きな個体でも30mm弱程度です。28mmあれば大きなメスと言えるでしょう。

 

オスの長くて格好の良い大顎、産地や個体の違いによるバリエイション豊富なカラー(グリーン、パープル、イエロー、ブラック、ブルー等)、日本でも容易に飼育ができること、この三つの点からブリーダーの間でも非常に人気があります。また、入手も容易です。

 

但し、オスとメスの大きさに差があるため、同時期に孵化した幼虫でも、両者の間で羽化時期に若干のズレが生じます。そのため、少数飼育から累代飼育を始める場合には注意が必要です。一度産卵させた後、1ヶ月半ほど間隔を開けて再度産卵させると良いでしょう。ぼくの場合は、多数飼育しているため、累代飼育が絶えてしまったことはありません。


1.成虫のみを飼育する

メタリフェルホソアカクワガタの成虫は、その個体の体色や大きさによって金額の差はありますが、一般的にはオークションで3,000円程度、ショップでも5,000円程度で購入できます。

 

成虫のみを飼育する場合は、国産オオクワガタと同じ方法で良いので、下記を参照して下さい。但し、インドネシア原産のクワガタムシですので、日本の冬は越せません。冬場は温度管理(15℃以上あれば生存率はかなり高い)が必要です。

 

⇒「国産オオクワガタの成虫飼育」へ

 

⇒「温室を自作する」へ

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2.卵を産ませて幼虫を採る

メタリフェルホソアカクワガタの成虫(オス)。

メタリフェルホソアカクワガタの成虫をペアで飼育し、メスに卵を産ませて幼虫を取る方法を紹介します。

 

用意する物は基本的には国産オオクワガタの成虫飼育と同じですが、産卵木は柔らかいものを用意しなければなりませんし、産卵木の埋め込みには広葉樹の発酵マットを使用しなければなりません(メタリフェルホソアカクワガタは産卵木のみならず、発酵マットそのものにも卵を産み付けます)。

 

しかも、オオクワガタ等の幼虫飼育に適した二次発酵マットよりも、外国産カブトムシの飼育で使用するような、発酵具合がかなり進行した完熟マットの方が良い結果が得られると思います(幼虫も大きく育ちます)。

①ペアリング

メタリフェルホソアカクワガタのメイトガード。

1週間~2週間オスとメスを交尾させるために同居させて下さい。この時、必ずよく動き回って餌もよく食べるオスとメスをペアにして下さい。成虫になったばかりの生体(新成虫)は休眠期間があるので、この期間に同居をさせても、交尾をしなかったり、産卵しても無精卵だったりすることがあります。基本的にオスもメスも1ヶ月~1ヶ月半で成熟すると思っておいて下さい。購入する際は羽化日を必ずチェックし、餌をよく食べているかも確認して下さい。

 

※写真は「メイトガード」と呼ばれる、オスがメスを外敵から守ろうとする行動です)。


②産卵セット

先程、メタリフェルホソアカクワガタの産卵には柔らかい産卵木を用意すると記載しましたが、ではどうやって下記写真の状態から産卵木の堅さを判断するのか?という問題が出て来るかと思います。

まず、指の爪で産卵木の断面を刺してみます。

 

◆全く爪が食い込んで行かない⇒堅過ぎる

◆ある程度爪が食い込む/爪痕が残る⇒堅い

◆押した分だけ爪がどんどん食い込んで行く⇒柔らかい

 

初めは上記のようなイメージで選別し、経験を重ねるうちに何となく判断できるようになって来ます。また、適していると言われている堅さ/柔らかさの産卵木を使用しなくても、絶対産まないということもありません。メタリフェルホソアカクワガタも、堅過ぎてメスの大顎で削れないような産卵木でなければ、産卵してくれます。確かに、産卵木へ産み付ける数は減るかもしれませんが、元々マットにも産卵する種ですので、そこまで気にする必要は無いかと思います。

 

産卵セットは、一例ですが、下図のように組んでみて下さい。産卵木は完全にマットの中に埋まるようにセットします。交尾済のメスのみ入れ、餌交換は1~2週間に1回程度で大丈夫でしょう。メタリフェルホソアカクワガタのメスは非常に小柄ですので、産卵中とは言え食べる量も少ないです。

 

産卵セットを組んで2ヶ月ほどすれば、ケースの側面や底面に幼虫が見えて来るでしょう。


③幼虫の採り出し

ぼくの場合は、幼虫が見えたらメスを一旦取り出し、産卵セットを組んだケースをさらに1ヶ月放置します。メタリフェルホソアカクワガタの卵はとても小さく、扱いに細心の注意を払わなければならないので、ぼくは幼虫で採り出すようにしています。

もし、「1ヶ月も我慢できない!産卵セットをバラシたい!」となった場合は、産卵セットに入れた産卵木付近に注意して下さい。メスは産卵木を齧り、その小さな齧りカスで繭のようなものを作り、その内部に卵室までも作って卵を産み付けています。

これはぼくの経験上の話ですが、産卵木の中から幼虫を発見することはこれまでほとんどありませんでした。写真のように、産卵木から発見することもあるのですが、こういう個体はマットから産卵木に辿り着いて食い進んで行ったのではないかと推測しております。ぼくにとって、メタリフェルホソアカクワガタの産卵セットに産卵木を入れる目的は、メスが材を削って繭(卵室)を作るためと捉えております。

さて、バラした産卵セットから卵が出て来てしまった場合、マットの上もしくはアクセサリーケース等の底へ入れて孵化を待ちます。次の写真は、メタリフェルホソアカクワガタの卵と孵化して間もない幼虫です。非常に小さいことがよく判ります。

割り出した幼虫は、「メタリフェルホソアカクワガタの幼虫飼育」で記したことを参考に飼育してみて下さい。


※絶対的な順守事項※

一度飼育した昆虫は絶対に自然に放つことはせず(国産・外国産に拘わらず!)、天寿を全うするまで責任を持って育てて下さい。もしくは、里親を探して下さい。放虫は法律に抵触します。

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