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発酵マットを自作する


※「発酵マット」に関する当HPの前提

クヌギ粉砕マットやコナラの粉砕マット等、椎茸栽培後のホダ木を粉砕しただけの、いわゆる昆虫マットを「未発酵マット」としています。正確には、椎茸の菌によって一度発酵したものがホダ木ですので、「未発酵マット」ではなく「一次発酵マット」とする方が正しいかもしれませんが、カブトムシやクワガタムシの飼育で「生木」が出てくることは皆無ですので、当HPは添加剤を加えて人為的に発酵させたものと対比させるため、あえて解り易く「未発酵マット」としております。

 

従いまして、このページで作成できるマットを分類するならば、「二次発酵マット」と捉えて下さい。

「国産オオクワガタの幼虫飼育」のページで、幼虫飼育には大きく分けて3つの方法があることをご紹介しました。そのうち、幼虫にとって消化し易い栄養満点の「発酵マット」は自作できるので、是非トライしてみて下さい。オリジナルの発酵マットを研究することで、大きなオオクワガタが羽化するかもしれません。菌糸ビンよりリスクやコストも抑えられるので、安心&経済的です。また、このマットは国内外のカブトムシや多くの外国産クワガタムシの幼虫飼育にも使用できるので、大変有用です。

 

※梅雨明け~9月中旬ぐらいまで(暑い時期)にまとめて作ることを推奨します。上記以外の季節では人工的に温度を上げなければならず、大変手間です。

 

【用意するもの】

①未発酵の広葉樹マット40ℓ

②大きめの衣装ケース

③小麦粉1,000g

④水2ℓ

⑤添加剤(きな粉/フスマ/味の素/プロテインetc)

↑⑤については必須ではありません。

 


未発酵の広葉樹マット。

①未発酵の広葉樹マット40ℓ

ホームセンターでも売っている、クヌギやコナラ等の広葉樹を粉砕した、昆虫用の未発酵マット。必ず未発酵のものを用意して下さい。また、同じメーカーの商品でも針葉樹マットは殺虫作用があるので厳禁です。


発酵マット作成用の衣装ケース。

②大きめの衣装ケース

こちらもホームセンター等で売っているものでOKです。余談ですが、成虫・幼虫どちらの飼育についても、昆虫飼育ケースは高いので、私は基本的に使用しません(産卵セットのみ、コバエシャッターを使用します)。

100均やホームセンターで代用できるものが安価で手に入ります。


発酵マット作成に使用する添加剤(小麦粉)。

③小麦粉1,000g

スーパーで売っているものでOKです。薄力粉・中力粉・強力粉、どれでも大丈夫ですが、ぼくは薄力粉を使用しています。

 

※写真のものは薄力粉750g


④水2ℓ

水道水をバケツに入れたものでOKです。わざわざペットボトルの高い水を使用する必要はありません。但し、ベースとする未発酵マットの水分状態に拠っては、加水不要もしくは少量となる場合もあります。ぼくは水溶性のカルキ抜きを入れ、水道水の塩素を飛ばしてから使用しています(カルキ抜きはぼくの願掛けで、特に必須というわけではありません)。


⑤添加剤(セルロース/トレハロース/プロテインetc)

これについては必須ではありません。お好みや色々入れて研究してみるのが良いと思います。が、入れ過ぎは腐敗の原因になりますので、200g程度にしておきましょう。専用の添加剤を販売しているお店もたくさんあります。


未発酵の広葉樹マット。

準備が整えば、発酵マットの作成に取り掛かります。まず、条件としては、20度以上(25度以上推奨)の気温が保てる期間に作り終えなければなりません。ベストは7月~8月の暑い時期で、直射日光の当たる場所です。冬場もカーペット等で温度を上げる方法もありますが、電気料金のことや火事の恐れを考えると、夏場にたくさん作っておくことをオススメします。

 

↑まずは、大きめの衣装ケースに未発酵のマットをザバッと入れてしまいます。

 

未発酵マットに加水。

続いて、マットに水分を含ませます。水はザバッと入れてしまわずに、マットと水がまんべんなく混ざり合うように部分部分でよくかき混ぜながらにして下さい。

 

※ベースとする未発酵マットの水分状態に拠っては、加水不要もしくは少量となる場合があります。

 

この時、マットが軽くにぎってダマになり、軽く指で押すとそのダマが崩れる程度を目安にします。ギュッとにぎって水が滴り落ちるようでは、水分が多過ぎます。

加水の加減が上手くいかなかいと、発酵ではなく腐敗となってしまうのでご注意下さい。

 

この作業はかなり大変です。汗だくになりますし、慣れないうちは腕が痛いです・・・。

未発酵の広葉樹マットに添加剤(小麦粉)を混ぜる。

まんべんなく水分を含ませることができたら、続いては小麦粉(+添加剤を任意で)を投入します。

これも水分を含ませる時と同様、まんべんなく小麦粉とマットが混ざり合うように、部分的に少しずつおこなって下さい。

 

これもやはり大変な作業です・・・。

※マットに水を含ませるのと小麦粉を入れる順番は逆でもOKです。小麦粉を後にすると、混ざり合うまでにダマになることが多く、それを嫌がる人も居ますが、どちらでも良いです。

以上で作業は終わりです。お疲れ様でした。フタをして直射日光の当たる場所に1ヶ月ほど放置します。真夏だと3週間程度で発酵マットが完成します。

放置ではありますが、最初の1週間は毎日かき混ぜて新鮮な空気を入れてあげて下さい。2週目からは4~5日に1回程度でOKです。1週間放置でもしっかりと発酵してくれます。

早ければ半日ほど経った頃から発酵が始まり、発酵中は独特な甘い臭い(人によっては臭いと感じると思います)と、結構な高温になるのですぐに判ります。

 

1ケ月ほどして高温と発酵臭が収まり、色が濃くなっていたら完成です。

 

左の写真が発酵前、右の写真が発酵後です↓。

1~2日ほど日陰で発酵のガス抜きをしてから幼虫に使用して下さい。コバエの侵入を避けるために、ぼくは室内にて新聞紙をかけておこなっています。

オリジナル発酵マット。

 

 

発酵マットを長期保存する際にはカラカラに乾燥させることが推奨されていますが、ぼくは乾燥させたことがありません。35~45リットルのゴミ袋に入れ、なるべく空気を抜いて保管しています。

 

乾燥させてまた水分を含ませなければならないという二度手間と、1年前に作った発酵マットで飼育してもこれまで何の問題もなく大きくなっているからです。


※絶対的な順守事項※

一度飼育した昆虫は絶対に自然に放つことはせず(国産・外国産に拘わらず!)、天寿を全うするまで責任を持って育てて下さい。もしくは、里親を探して下さい。放虫は法律に抵触します。

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